第2回 オリジナル本棚作成への道: スーパージョーズ大活躍編

トリトンジャパンの前田です!

今回のトリトン不思議発見では、トリトン製品を使って本棚をつくります!

お恥ずかしながら、実は私は本棚のような大きなモノを手がけるのは初めての経験です。 今まで作ってきたのは、シンプルなモニター台やタスクトレー、小物入れなどの非常に簡単なものばかりでした。

そんな初心者レベルの私が、トリトン製品を利用して本棚を作ろうとするとどうなるのか。。。

玄人の方にとっては突っ込み所満載な内容になってしまうかとは思いますが、気長にお付き合い頂ければ幸いでございます。 私と同じ立場のDIY初心者の方々は、是非ご参考にしてみて下さい。

■今回作成するもの

オリジナル本棚

どんなホームセンターや家具屋さんにも置いていない、自分の為だけのオリジナル本棚を作ります。

■ 今回作成するもの

トリトン製品

ワークセンター2000
235mmパワーソー
スーパージョーズ

一般工具

インパクトドライバ
コースレッド
木工用ドリルビッド
木工用ボンド
クランプ
メジャー
差し金
サイプレス材

■ 作業工程

本棚制作にあたり、利用する材は堅木のサイプレス材です。
ウッドデッキなどに良く用いられる大人気の材です。
一般的に、本棚などの家具用に使用されることは稀かと思いますが個人的にこの材の懐かしい感じのする匂いや、滑らかな手触りが好みなので、この材に決めました。

STEP 1: まずはクロスカットモードで各部品をそろえます。

まずは、設計書通りにパーツをそろえるところから始まります。このパーツに数ミリでもズレがあると、全てがうまくいかなくなってしまいます。慎重に!
そして、さっそくカットを行っていきます。今回使用するのはワークセンター2000と235mmパワーソーの黄金コンビ。クロスカットモードで快適にまっすぐ、効率的に木材をカットしていきます。
一枚正確にカットができたら、その材をメジャー代わりにどんどんカットしていきます。これからカットする予定の木材と重ねてカットすれば、1mmのズレもない正確な部品の出来上がりです。
20mmの厚さのサイプレス材を2枚重ねてカットしてもこの通り。まったく苦労しません。そしてヤスリがけが不必要なほどの綺麗な断面!

STEP 2: 次はテーブルソーモードで縦切りです。

ひと通り部品がカットできたら、次は木材の縦割りを行う必要があります。
理由は、本棚の側面の制作の為です。

木材は一般的に、購入した当初からきっちり90度の長方形になっていることは多くありません。(勿論木材をご購入される販売店様次第だとは思いますが)
今回はダボを利用して木材同士を側面で固定する予定ですが、この側面がきっちりとフラットで角は90度になっている必要があります。そうしなければ、接着面が狭くなってしまい、不安定になります。
そんな時に登場するのが、ワークセンター2000と235mmパワーソーのテーブルソーモードです。
クロスカットモードは、縦幅に制限があるため、縦割りには不向きです。
まずは1分強でモード変換を行います。

まずは天板を抜いて、パワーソーをひっくり返します。
次に天板を乗せます。
この時、上の写真のように新型スライドシャーシについている赤いプラスチックに、天板の裏にある溝がしっかりとはまるようにしてください。これでしっかりパワーソーが固定できるようになります。
今回はここにリップフェンスをつければOKです。クロスカットモードからテーブルソーモードに変換完了。この間わずか1分強です。
では、さっそく縦切を行っていきます。今回は制作するのが本棚だけに板が非常に長い。今回使用した最大の板の長さは約1600mmありました。
しかし、そんな長さもなんのその。テーブルソーモードで快適に縦割りを行っていきます。
これにて、左図のようにフラットな側面を作ることができました。これでダボなどを仕込む準備は完璧です!! 次はいよいよ木材の側面同士をくっつけます。

STEP 3: スーパージョーズを活用してダボ穴をあけます。

さて、次はいよいよ木材同士を側面でくっつけます。本棚の両サイドを作成するためです。
今回は側面をくっつける為にダボを利用します。

しかし、20mmの暑さの木材にダボを仕込むのは以外に面倒です。なぜなら、木材をしっかり固定するのが困難だからです。

身の回りにある重いものなどで木材を挟むのが一般的でが、それではどうしても不安定さが残ります。

ダボを仕込む為の穴は、1mmずれてもいけません。数mmずれたらもうアウトです。慎重に行う必要があります。

そんな時に役に立つのが左図のスーパージョーズです。図にあるように、5枚の板を一度に挟み込むことができ、しかもこれで板はびくともしなくなるほど安定しています。

非常に効率的なダボの仕込が可能になります。

ダボを仕込むにはまずダボ穴から! この穴がずれたら取り返しのつかないことに。慎重に直角定規を使ってあけるべき穴の場所を記していきます。
鉛筆で下書きした場所にインパクトドライバで穴をあけていきます。1mmたりともずれることは許されない!緊張の一瞬!
なんとか全ての箇所に穴をあけることができました。
ダボが問題なく入るかどうかチェック。問題なさそうです!よかった!
さて、ここでダボ穴に木工用ボンドを注ぎ込み、ダボを入れていきます。そして同時に側面にボンドを塗っていきます。
無事、二枚の板をダボを利用してくっつけることができました!本当によかった!
しかし、ここで油断してはいられません。次はこのくっついた板の接着面をボンドが完璧に乾くまで固定しておく必要があります。
これも普通はなかなか面倒な作業なのですが、上の図の通り、スーパージョーズがあれば楽勝です。
ドリルで穴をあけるときは板4枚を縦にして固定しましたが、今回はそれを横にして固定しています。
そして、スーパージョーズの負荷が加わりにくい端っこの方はF型クランプを利用してカバーです。
これで一日寝かせれば、頑丈な板の出来上がり!
これが出来たら後は本格的な組み立てと装飾です!
これは、次回の「トリトン不思議発見」にて取り上げていきたいと思います。
是非、完成までお付き合いください!

トリトンジャパンでは、皆様のトリトン作品を随時大募集しています! 皆様の魂のこもった力作を是非ご紹介下さい。

送付先:contact@1128.jp